大鳥もロケ地となった映画『プロミスト・ランド』が2024年6月から公開。
熊獲りを題材にした映画は、そんな多くないだろう。
狩猟をテーマにした映画や本、雑誌が増えるここ数年は、ブームのような風潮で若い人の狩猟免許所持者も10年ほど前から増えているよう。免許を取ったは良いものの、山に行かない。数年で辞めてしまった。などの話も聞こえてくる。僕も始めたばかりの時は、あちこちに獲物がいて、猟銃さえあればバンバン獲れるものだと思っていた。
現実に野生動物を捕らえることは、知識だけで事足りるほど甘くない。山に通い、経験を積むことでしか獲れるようにはならないし、またその過程の中で山の楽しさを覚え、鳥や獣を愛おしく思い、森を深く感じられるようになっていくのだと思う。
映画『プロミスト・ランド』の話が来たのは2年前。冬の大鳥へやってきて、飯島監督と話をした。とても良い目をしていたことを覚えている。熊猟をテーマにし、集落で生きる若者2人の物語を描いた映画を撮りたい、そのために実際の熊猟を知りたいと言い、大鳥の猟に同行した。その後もロケハンから撮影まで携わらせてもらいました。手前味噌ですが、良い映画だと思います。この映画に映る山々はとても綺麗でした。
『プロミスト・ランド』は、2024年6月14日から山形市と鶴岡市で先行上映。6月29日からは東京、渋谷のユーロスペース他、順次全国で公開されるそうです。乞うご期待。
大鳥の熊猟を取材する中で、その映像をドキュメンタリー映画にしてくれました。こちらはU-NEXTで配信されています。
こちらは6月8日から16日まで鶴岡まちなかキネマにて上映もされますので、劇場にぜひ足を運んでくださいませ。