| 本日の取扱い商品 |お米(あきたこまち 新米) 令和7年度産 民俗誌『大鳥の輪郭』
生まれは松沢。齋藤家の実家が松沢にあって、おらえの孫婆さんがそこから嫁いで来て、その家が待場に引っ越ししたのでその家に入ったんだ。家は百姓だども、ほとんど田元が無かったんだ。ただ孫婆さんが嫁いで来た時に田元を多少もらって、今あるので五反歩くらい。家も複雑で、孫爺さんの父親が早死にしてるんだな。そして近くから婿が来た。爺さんの父が死んだから松沢から婿を貰ったわけ。それとあまり合わなくて外さ出て行って。樺太で炭焼きを覚えてきたんだとや。昔の炭焼きってのは、石窯だども一間×一間くらいの小さな窯な ...

クマやカモシカが森に生き、
岩魚やカジカが川に棲む。
雪に押された地表から山菜が育ち、
風や雪で倒れた木から茸が出る。
ムラとして始まって八〇〇年以上
大鳥はずっと、山と共に生きてきた。
一年後も、一〇年後も、一〇〇年後も
山の恩恵を受け続けられるようにと、
動植物を頂くことも、
遠慮することもしてきた。
山の神から授かったクマは
みんなで分け合ってきた。
今にも途切れそうなムラの歴史と
森の中で育んできだ民俗知を
次に繋いでいけるように。
大鳥てんごは、大鳥に根を張り、
山のモノを生業とするムラ人を
増やしていきたいと願っています。

背丈以上の積雪に覆われる冬。
雪の重みで折れた大木から
自然の成り行きに任せて
茸が生えてくる。
茸が出そうな倒木や枯れ木を
春先から少しずつ調べておき、
夏の終わり頃から
大鳥の人たちはてんごを背負って
山にいく。
慣れた足取りで藪をかき分け、
蔓をかわし、枝を掴んで
旬の茸を探し当てる。
土や葉が付かぬように採取して、
形が崩れないよう柴で包む。
こうして採られた茸は、
キヅケを取り、洗って選別し、
一袋ずつ梱包して送ります。
採れたての香りと食感、
山の名人が採った選り茸を
ぜひ、味わってみてください。
※てんご=山に背負っていく手籠


このサイトの主役は大鳥地域。
食文化・歴史・民俗・生業・自治…
地域で起こってきたことを
すこしずつ、すこしずつ
書き綴っていきます。
山のモノを鮮度の良い状態で
送ることはもちろん、
その背景にある地域の営み、
暮らしを支える山のことなども
お伝えしたいと思っています。
山のごっつぉが食卓に並んだら、
ほんの少しだけ、
大鳥を話題に入れてもらえると
うれしいです。

大鳥てんご管理人
田口 比呂貴

