山形鶴岡大鳥てんご

山形 鶴岡 大鳥てんご
五月五日|火曜日|

大鳥聞き書き

『 【大泉・朝日 山の人生】 安達一春さん 』

生まれは温海町の五十川。父親も母親も朝日出身だけど。五十川炭鉱って大きい炭鉱あったのよ。そこで親父とおふくろが炭鉱で働いて。選鉱場みたいなのがあって、女性の仕事もあったし。親父は中に入って掘る。小学校 2年生になる春まで五十川に住んでいた。子供の頃は長屋生活。炭鉱だから長屋がいっぱいあって。 近くに幼稚園もあったし、映画館も病院もスーパーもあったわけだけども。長屋生活なので目上の人が結構リードしてくれて、遊びとかも含めて魚釣りとか海近いから連れて行ってもらった記憶はあるな。目の前が映画館だ ...

山形県鶴岡の山のおく、
山村集落『大鳥』

クマやカモシカが森に生き、
岩魚やカジカが川に棲む。
雪に押された地表から山菜が育ち、
風や雪で倒れた木から茸が出る。

ムラとして始まって八〇〇年以上
大鳥はずっと、山と共に生きてきた。
一年後も、一〇年後も、一〇〇年後も
山の恩恵を受け続けられるようにと、
動植物を頂くことも、
遠慮することもしてきた。
山の神から授かったクマは
みんなで分け合ってきた。

今にも途切れそうなムラの歴史と
森の中で育んできだ民俗知を
次に繋いでいけるように。
大鳥てんごは、大鳥に根を張り、
山のモノを生業とするムラ人を
増やしていきたいと願っています。

手籠〈てんご〉と山へ

背丈以上の積雪に覆われる冬。
雪の重みで折れた大木から
自然の成り行きに任せて
茸が生えてくる。
茸が出そうな倒木や枯れ木を
春先から少しずつ調べておき、
夏の終わり頃から
大鳥の人たちはてんごを背負って
山にいく。
慣れた足取りで藪をかき分け、
蔓をかわし、枝を掴んで
旬の茸を探し当てる。
土や葉が付かぬように採取して、
形が崩れないよう柴で包む。
こうして採られた茸は、
キヅケを取り、洗って選別し、
一袋ずつ梱包して送ります。
採れたての香りと食感、
山の名人が採った選り茸を
ぜひ、味わってみてください。
※てんご=山に背負っていく手籠

山の名人が採る、新鮮な山のめぐみをお届けします。

    ごあいさつ

    このサイトの主役は大鳥地域。
    食文化・歴史・民俗・生業・自治…
    地域で起こってきたことを
    すこしずつ、すこしずつ
    書き綴っていきます。

    山のモノを鮮度の良い状態で
    送ることはもちろん、
    その背景にある地域の営み、
    暮らしを支える山のことなども
    お伝えしたいと思っています。
    山のごっつぉが食卓に並んだら、
    ほんの少しだけ、
    大鳥を話題に入れてもらえると
    うれしいです。

    大鳥てんご管理人
    田口 比呂貴