大鳥のこと

大鳥てんごのこと

てんごは、山形の山奥にある地域、
大鳥周辺の山々で採れた山菜、茸、木の実、お米など
山のものを取り扱う通販サイトです。

東北の、山形の、鶴岡の、朝日の、大鳥。

山奥にある小さな村の人たちは、
山に雪が残る頃には木を伐り出し、
熊狩りに出かけ、春は山菜採りと田植えに精を出す。

夏は畑作と川猟、炭焼きで汗を流し、秋には稲の収穫と茸採り。
冬は背丈以上もある屋根の雪を下ろし、
獣を追い、藁仕事をして過ごした。

村が始まって800年以上、山と共にみんなで生きてきた。
だから、大鳥の人たちは1年後も、10年後も、
100年後も山の恩恵を受け続けられるようにと、
動植物の命を頂くことも、遠慮することもしてきた。

山の神から授かったクマは、みんな平等に分け合ってきた。
村から一人、また一人と姿が消えている今、
途切れそうなヤマとヒトとの歴史を
山に生かされてきたからこそ、大切にされてきたマタギの精神を

次に繋いでいけるように。
大鳥に根を張り、山のモノを生業とする人が、
一人でも増えますようにと願っててんごを始めました。

※“てんご”とは、山に背負っていく籠のこと。テゴ(手籠)が訛って、“てんご”になったと言われています。山菜採りやキノコ・木の実採りは勿論、山行の荷物運搬や、買い物カゴにも使われています。大鳥の人が“てんご”を背負って山へ行く姿を、これから先も見られるようにと願いを込めて、“大鳥てんご”という名前にしました。