お知らせ

カモ解体イベント「いのちがお肉にかわるまで」を開催しました。

※本記事ではカモ解体途中の画像を掲載してますので、抵抗ある方は読まないことをお勧めします。

2016年に開催が叶わなかったカモの解体イベントを、12月3日(日)に大鳥自然の家で行うことができました。

小学3年生から大人まで、計16名の参加者の方々と大鳥地域の猟師さんたちとで一緒にマガモの毛をむしるところから始め、肉に切れ目を入れて手足と頭を落とし、内臓を取り出し、肉の部位に切り分けていく作業を体験して頂きました。

川辺で見るカモの姿を裸にし、切り分けてお肉にしていく。解体される姿や血をみて「うわっ」と戸惑っている感じより、淡々と作業しているのが印象的でした。これが砂肝って本当に砂が入っているのね…とか。ここの肉を裂けば胸の骨はまとめてベロッと取れるのね…とか。お尻のところのお肉を入れると臭くなるから取らなきゃ美味しく食べられない…とか。解体していく中で興味が増していくような感じ。

解体されたお肉はカモ汁にし、出羽かおりの手打ち蕎麦と一緒に頂きました。お汁の表面に黄色に脂が浮き、熱が冷めるのを防いでくれる。そこに蕎麦を絡ませて、鴨南蛮にして頂きました。とっても美味。

振り返りでは解体のノウハウをしっかり学べたという人もいれば、一度では覚えられないからまたやりたいけどそういう機会がなかなか…っという人も。「こうして捌いて肉が食べられるようになるんだ。いのちに感謝して頂くようにしたいです。」といった声も。

大鳥ならではの企画、また来年も開催できればいいなと思います。

屠殺についてちょっと学びたいという方は下記リンクの記事を見てみてください。

参考:鳥獣の屠殺は、いつから身近じゃなくなった?|大鳥てんご

もっと詳しく知りたい方は、下記本を読んでみるのもよいかと思います。