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フィールドノート2020 西日本編vol.1 東京の努力とwithコロナ

7月10日(土)14時50分、鶴岡駅を出発した。あいにくの曇り空でも見慣れた地域、日本海の眺めは嬉しかった。電車で遠出をする時は、車窓からの眺めとGoogleMAPの航空写真をいったりきたりしながら、肉眼と鳥瞰を重ね合わせることが楽しい。

新潟で新幹線に乗り換えるも、自由席は3/100席しか埋まってない。首都圏、地方の方々の抑制、我慢を感じる。それにしても新潟平野は広い。信濃川、阿賀野川が平地の暮らしと日本の水稲を支えているのだろう。遠くに見える山々からは、温泉かのように雨上がりの水霧が立ち昇る。以後、トンネルで云々。なんとなく「どうして新幹線ってこんなに速いんだろ。」って思ってググると、動く仕組みは電車と同じでも、スピードを落とさなくてよい環境構築がされているからだとか。確かに、新幹線で人身事故ってほとんど聞かないもんね。

19時。東京駅に着くと、土曜日でも人はまばら。新幹線乗り場も、その他路線ターミナルも。山の手線も3密を十分に避けられるほどの乗車率。空いていて快適と思うほどだった。逆に、渋谷は東京駅に比べて人入りが多い、若者の街だ。とはいえ、通常の半分以下のよう。田園都市線のおしくらまんじゅうも、今回はなかった。最近のコロナ感染者増加の報道を見ると、『東京へ行くこと=コロナの聖地へ行く』かのように受け止められかねないが、東京の人たちはみんなマスクをしてwithコロナで生きていた。新幹線の清掃員さんも、駅員さんも普通に働いていた。報道・ネットニュースを見ても、その場にいるかのような想像を膨らませたいものだ。

そうして今日の目的地、横浜の実家へ。明日以降、西日本行きの準備をしていきます。

長旅は人生で二度目になるが、あても計画性もさほどない旅。電車に乗り込んだ時から、頭の中が真っ白になった。気にかけることも少なく、ただ、自分で見聞きしたことをそのまま吸収できそうな感覚。こんな状況下で旅に出ることを理解して下さった方々、ありがとうございます。毎日、日中は博物館や史跡、景勝地、山間地域などを巡るなりして、夜は1日振り返り、ブログも書いたりして床につく。そんな生活になろうかと思います。

今日は一日中マスクで耳と、なぜか顎も疲れた。自分の口の匂いも嗅ぎ飽きた。

旅立ちは日本海。目指すは西日本。よい風景に出会えますように。