山のめぐみ図鑑

スギヒラタケ|杉平茸 スギワケェ ※毒

毎年9月頃、杉の枯れ木や切り株にいくつも重なりあって群生する。傘は扇状で、白く小さい。柄はなく、素手で付け根からつまみ上げれば採取できる。大鳥では”スギワケェ”と呼ばれ、手軽に採集できるキノコとして塩漬け保存をしたり、お吸い物や酢の物で食べられていた。

かつてはスギヒラタケの缶詰も流通したりと日本海側を中心に食用として人気があったが、2004年に脳炎脳症をひきおこすことが判明し、農林水産省や厚生労働省、各都道府県でも食用は勧められていない。