お知らせ

ウサギの巻狩り体験2018 イベントレポート ―ウサギは獲れなかったけどテンが獲れた。―

先日、満員御礼!受付を締め切りました。【イベント告知 1月20日(土)】山里の狩猟文化体験「大鳥でウサギの巻狩りを体験しよう!」を開催します。と告知した、ウサギの巻狩りイベントが2018年1月20日に無事、終了しました。

鶴岡市内や、遠くは山形県上山市や仙台、そして夜通し車を走らせて東京から来てくれた方もいらっしゃり、スタッフも含めると総勢40名ほどに。本当にありがとうございました。

当日はさいわいにも降雪がなく、視界も良かった。それに1週間近く、降雪がほとんどなかったこともあって、かんじきがいらないほど雪は固まり、歩きやすくなっていました。

勢子は4班に分かれてそれぞれ持ち場までかんじきを履いて移動し、射手が山手で待ち構える形で巻狩りを行いました。「ホラー!」「ホーイホーイ!!!」「ホー!!!」と、山の中に大きな声を出しながら、ウサギが出てこないかとドキドキしながら山を歩く。1時間ほどの巻狩り体験の中で足跡は見つけても、残念ながらウサギの姿をみることはできませんでした。が、猟師さんが木に登っているテンを獲ってくれていました。参加者の方々も思わぬ猟果のテンに興味津々。

昼食には地域の方々が作ってくれたウサギ4羽入りのウサギ汁に、弁慶飯を頂きました。初めて食べた方も多く、とっても好評なようでした。

冷たい風が吹き、雪に閉ざされた冬も、可能なかぎり山を利用する。それが山で暮らす営みであり、楽しみだったりします。ウサギは天候や雪の状況など、いろんな条件が揃わないと中々獲れないもの。大鳥のベテラン猟師さんでも”空戻り”をする日があるほど…です。

けれど、ウサギの巻狩りはどんなものか、ウサギはどんな味かしたか、短い時間ながら体験して頂いたことが、記憶の片隅にでも残っていてくれたら、とても嬉しく思います。

本当にありがとうございました。

 

また、大鳥自然の家では、2018年3月4日にかんじきトレッキングイベントを行います。大鳥地域が一望できる松平山を、かんじきを履いて雪山を歩いて目指します。詳細は追ってこのホームページでもご連絡しますのでお楽しみに。

※写真は全て大鳥出身の三浦一喜さんに撮影していただいた写真を掲載させて頂いています。