イタドリの塩漬け方法
イタドリは葉っぱを取り、茎の皮を剥いて塩漬けにするのが大鳥では一般的。生食では酸味が強く、クセが強いが水分が多いので昔は山で喉が乾いたらイタドリを折って、茎を吸ってのどを潤したとか。
塩漬けしたイタドリは油炒めをして食べるのが定番。コリコリとした触感で、メンマに似てとても美味しい。ワラビの塩漬けとは少し違う工夫があるので、イタドリの塩漬け方法をご紹介します。
イタドリの塩漬け方法
イタドリの皮剝き
イタドリの葉は使わないので、採取しながら葉は取る。茎は根の方から指でつまんで皮を剥いでいく。
こんな風に。剥きにくい場合は頭の方からも皮を剥く。皮が残ると硬い食感になるので、スジが残らないよう一本ずつ丁寧に剥いていく。
左は皮むき前。右は皮剥き後。皮剥き後は鮮やかな色合いになる。
イタドリの塩漬け
①漬物樽の底に塩を敷き、イタドリを並べたら全体が白くなる程度に塩をふる。
③中蓋・漬物石を乗せて、2~3日置く。
④イタドリの汁が出てきたら汁を捨て、再度塩を振り、米糠をイタドリが隠れるほど入れ、再び重石をして置く。
※大鳥の方々曰く、米糠をいれるとイタドリが柔らかくなりすぎず、コリコリした触感になる。
樽から出したイタドリ。これを水で戻して使います。
お盆の頃には酸味も抜けて美味しく食べられるようになる。
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