山のめぐみ図鑑

モミジガサ|紅葉笠 シドケ

キク科コウモリソウ属の植物で、学名はモミジガサ(紅葉笠)。その名の通り葉っぱがもみじの形をしています。葉を菅笠にみたててモミジガサと名付けられたのだとか。ブナ林の谷筋の斜面や湿っぽい林に生える。

つやのある濃緑の葉。

20~25㎝程度のもので、茎が太く、葉が開ききらない状態のものを根本近くからポキッと自然に折れるところで採取します。葉がトリカブトと少し似ているので、誤って採取しないよう注意が必要。

保存は塩漬けですが、大鳥ではあまり保存せずに旬の時期に天ぷらやお浸しで食べることが多い。

かじるとほろ苦く、鼻に抜ける独特の香りがする。茹でるとあくが抜けますが、茹ですぎると香りも飛んでしまう。苦味を味わいたい方はさっと茹でてお浸しやごま和え、苦味が苦手な方は天ぷらや油炒めなどがおすすめ。

 

■参考文献

野草の名前秋・冬―和名の由来と見分け方 (山渓名前図鑑)』高橋勝雄

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