コシアブラ|漉油
コシアブラ(漉油)は、杉林などの雑木林に生えている。語源は実を絞って油を漉し採ったとされていたからという説と、越後の油という意味で、「越油」から説がある。大鳥では5月上旬に新芽を手で摘み取って天ぷらにするのが慣習。苦味はあるが、旨みもあって美味しい。ちまたでは”山菜の女王”なんて呼ばれていたりもするそう。
「新芽が出かけの時期のコシアブラを天ぷらにするのが最高にうまい!」という大鳥人も。ちなみに、コシアブラの産毛は大鳥を含む寒い地域ではあるけど、平地などはあまりないとも言われる。
天ぷらが定番ですが、お浸しや炒めものにも使います。パスタの具材のアクセントとして一緒に炒めるのも良いと思います。
木材としては山形県米沢市の”おたかぽっぽ”と言われる木の一刀彫にも使われる。
■参考文献
『おいしい雑草 摘み菜で楽しむ和食』 平谷けいこ・赤間博斗 山と渓谷社