大鳥のこと

【大鳥 山の人生】特集、はじまります。

僕が大鳥に移住したのは2013年。地域の人と山へ行ってワラビを採ったり、川へ連れて行ってもらったり、山菜の料理をご馳走になったり…。

都会で育った僕には大鳥の生活そのものがとても興味深く、熊狩りを初めとして聞き書きを始めていきました。少しずつ、少しずつ。大鳥が歩んできた歴史や聞いた言葉、方言、狩猟、採集、調理、祭事など、多岐にわたる大鳥の活動を記録してきました。気がつけば、PCに残っている音源を書き起こしたファイルだけで200本を越えていた。GPSで記録した山道や地名も数え切れないくらいにある。写真も何枚あるかわからない。

近年は、僕が移住した頃からよくお世話になっていた人たちが、悲しくも亡くなってしまうようになりました。800年前に産声を上げた山奥の小さな村のことだから、大昔のことは殆どわからない。けれど、受け継がれてきたであろう屋号や家紋、沢や山の名称、土地の記憶があった。他人なのに家族のように気遣ってくれる人たちの心があった。それが今、少しずつ失われている。

改めて、大鳥の人たちが歩んできた人生を書き留めたいと思った。

昨年の秋から聞き書きを始め、15名からお話を聞くことが出来ました。ここに書けなかった話もありますが、出来上がった記事を読んで大鳥の人たちは喜んでくれた。ちょっと恥ずかしそうに、けれど誇らしげに。それが嬉しかった。

 

一つの地域に絞って記録することに、なんの意味があるだろう。

いつか、僕が大鳥に関連する資料を読みあさっている時に、『大鳥のこんな話を残してくれる人がいたんだ!』と、とても嬉しくなったことがあった。先人の素晴らしい働きに、感銘を受けた。

僕が思うに、残っているだけで良い。

 

【大鳥 山の人生】特集、はじまります。

 

【大鳥 山の人生】特集

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